2016年1月22日金曜日

初めてのこころみ・その②「夜kukulu」

ご報告が遅くなりましたが、親カフェに続き、もうひとつ新しい活動が始まりました。
「夜kukulu」です。


この夜kukuluは、私たちの事業所に来られない場所に住んでいる子どもたちに、身近な場所で居場所を作ることを目的にしています。

そのスタートとして、お声掛けさせていただいたのが、NPO法人1万人井戸端会議さん。
「繁多川公民館」を運営されているのですが、公民館がみなさんのよりどころとして定着しているだけでなく、地域のみなさんを「すぐりむん(優りむん)」として認定し、人材データバンクを持ってることなど、とてもすばらしい活動を続けていらっしゃいます。

ぜひここをきっかけに、地域の子どもたちを、地域で見守る環境づくりができれば。
そこに、kukuluのメンバーも参加させていただければ。

ということで、
第一回目は12月21日の17時~20時
「いどばたごはん」という名前でやってみました!


生活面や登校状況が気になる子どもたちには、民生委員さんなど、周りの大人のみなさんが声掛けして場に参加してもらい、kukuluのメンバーは、先輩として料理を手伝ったり、子どもたちのケアをします。
参加者は、小学生3名、kukuluメンバー4名、公民館スタッフ、kukuluスタッフ、民生委員、取材のはずがすっかり巻き込まれたメディアの方2名(笑)の、総勢18名!

献立は、炊飯器で作るエビピラフ、クラムチャウダー、手羽元のロースとチキンとサラダ、繁多川豆腐と島バナナのチーズケーキ。
くじびきで4組にわかれ、ワイワイガヤガヤ、爆笑とハプニングだらけの調理実習が行われました。



食事中は、童謡「しゃぼん玉」に隠された本当の意味を教えてもらったり、地域のこわい昔話を聞いたり、下は一けたから上はおそらく70代?まで、一つのテーブルを囲んで、とても和やかなやさしい時間を共有することができました。
その様子は、沖縄タイムスの記事にも取りあげていただきました!


今後も月一回のペースで続けていきます。
次回は、またまた直前のご案内になりますが、1月25日(月)です。

ご興味のある方は、メール等でご連絡くださいね。





2016年1月18日月曜日

リノベーションでイノベーション


横文字を並べたら、なんのことやらわからなくなっていまいましたが、
kukuluの子どもたちは、連日の内装工事を通して、新しい技術を習得したり、コミュニケーション能力を向上させています。


電気のこぎりでフローリング材を切り、ボンドとエアータッカーを使って床に貼りつけたり。

壁は漆喰とパレット材で装飾しますので、その前準備としてペンキを塗ったり。


やっと厨房も整ってきて、今日でガスや水道も使えるようになりましたので、しばらくぶりに調理活動も再開できそうです。
今は男子が中心になって作業をしていますが、そろそろ女子チームにも頑張ってもらおう!

厨房には、飲食店で使っていた機材を運んできましたので、かなりの本格派。
他にも、食品乾燥機や真空パック機、スチームコンベクションオーブン、ショックフリーザーなど、普通のキッチンにはない機械も置いてあります。
これを使って、みんなで商品開発をしたり、地域のみなさまに開放してレンタルキッチンとして使っていただくこともできるんじゃないかな?

でも、夢はふくらむばかり!…と言っているのは大人ばかりで、子どもたちにはまだピンときてないみたい(笑)
これからたくさんの楽しいことを、みんなで経験していければと思います。



2016年1月15日金曜日

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
遅くなりましたが、本年もどうぞ「子どもの居場所kukulu」をよろしくお願いいたします。


2016年、kukulu最初の活動は、ライブ!!
中城城跡で行われた「TAKENOKO!!!」に行ってきたようです!!

…「ようです」というのは、実は私が出張中だったもので、まだその報告を聞いていないという。
写真は送られてきたのですが、みんなの感想を聞いてから、また報告します。
(私も行きたかったーーー!!!)




チケットのご寄付をいただいた、ASOBISYSTEM様、本当にありがとうございました。



さて最近では、新聞やニュースで「こどもの貧困」というワードを見ない日がないぐらい、子どもの生きづらさに関する社会問題が取りざたされるようになりました。
kukuluは委託事業時代から、生活困窮世帯の不登校の子どもたちの支援を行ってきましたので、この動きは嬉しくもあり、戸惑いや不安もあり…チムワサワサーの毎日です。

(参考)
http://www.okinawatimes.co.jp/category/?category=%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%AE%E8%B2%A7%E5%9B%B0

「貧困」と言うと、すぐに想像できるのは経済的な問題ですが、私たちが取り組んでいるのは、それだけではありません。
経済的には一見問題がないご家庭でも、社会資源や文化的な困りごとを抱えている場合が多くあります。
例えばkukuluに通う子どもたちのように、不登校で満足な教育が受けられないために、人生の選択肢が奪われ、将来的に困窮する可能性を秘めているケース。
これは、今騒がれている「貧困」には直接関わりがないように見えますが、私たちは「予防」という観点から、その子どもたちも同様に応援していきます。

またこの問題は、子どもたちだけでなく、親の世代の問題ともつながっています。
親と子、どちらをどう支援したら、より高い効果を出せるのかを常に考え、対処療法ではなく、社会課題の解決につながる事業を、今年も続けていきたいと思います。


それぞれの抱えている問題は違えど、「学校に行けない」という状態を共有している。
そこに経済的な区別はなく、ごちゃまぜな状態になった居場所だからこその効果は、このkukuluから発信できる強みであり、やらなければいけないことです。
これをご覧の皆さまは、社会を変えようという意志をお持ちの仲間だと思っています!
どうぞ忌憚のないご意見、ご提案、ご協力をいただければ幸いです。


引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。


最後に、昨日行われた、【「ソシオ・マネジメント」を読み解く会】では、書籍の売り上げの一割をkukuluにご寄付いただきました。
お買い求めいただいたみなさま、ご寄付いただいたIIHOEの川北秀人様、本当にありがとうございました。


☆お知らせ☆
明日は、親カフェです!
14:00~16:00 新しいkukuluで開きますので、どうぞお気軽にいらしてください!
(新聞広報を忘れて焦っております…)