2016年2月16日火曜日

親カフェ、静かに熱く盛り上がりました。

2月13日(土)は、月に一度の親カフェの日でした。


今回盛り上がったテーマは、不登校による学習の遅れ。


子どもはもちろんでしょうが、何より保護者のみなさんは、子どもが学校に行かないことで勉強ができなくなることに心配をされていました。
もちろん、現場で子どもたちと接している私も同じ気持ちです。

kukuluのメンバーは、だいたい小学校の4年生ごろから学校に行きづらくなり、中学で不登校、高校も不登校が続く…というのがだいたいの流れですので、学力はとても低いのが現状です。
中には、漢字はもちろん、アルファベットがわからない、九九もままならないという子もいます。

学校という形に合わないということは認めることができても、そこで陥ってしまう学力の遅れはどうしたらいいのだろうか。
子どもに勉強するように話しても、「何の役に立つの?!」と言われると、はっきり答えられない自分がいる。
また、家で親が勉強を教えることはとても大変だという話もありました。



そこからさらに、「そもそもなんで勉強をするんだ?」という問いに続いたのですが、これは一日で答えが出るものではないと、また次回に持ち越すことに。
子どもにも参加してもらって、一緒に考えたいという声もありました。

さてさて、この問いの答えはどこに行きつくのか。
私たちはなぜ勉強するのか(したのか)、なぜ子どもに勉強してほしいのか。
これをご覧のみなさまも、ぜひご意見ください。



そしてその前日の12日には、沖縄県労働者福祉基金協会主催の、「勤労者チャリティースポーツ大会」に参加しました。

今回は、大会の収益金をkukuluにご寄付いただけるとのことで、代表の金城が、みなさんの前で挨拶をさせていただきました。
本当にありがとうございます。




で、今日のkukulu。
今週の金曜日が泊高校通信制課程の面接日ということで、受験する子は面接練習をしているのですが、これがなかなか一筋縄ではいかないのです!

そこで意外とうまくいったのが、子ども同士の面接練習。
あるときは面接官になり、あるときは受験者になりと、それぞれの立場に立つことで、なにを聞かれるか、なにを聞きたいかがわかるようです。

…が、ほぼコントに近いですけどね(笑)
残り2日でなんとか仕上げます!!


2016年2月5日金曜日

中学3年生・男子の作文

みなさまこんにちは。
今日はkukuluのメンバーが書いた作文(高校への入学志願書)を掲載します。
中学は特別支援学級に在籍していましたが、諸事情があり、なかなか進路が決まりませんでした。
しかしkukuluに通い、高校へ進学する仲間たちを見るうちに、高校へ行きたいという気持ちが高まり、チャレンジをする決意をしたところです。

お読みいただければ、彼の抱えている問題、背景がいくつも見えてくるかと思います。
この作文も、このままでは志願書として提出できませんので、これから校正をしなければいけません。
でも、彼のそのままの思いをみなさんにもご紹介したく、本人の承諾を得て、掲載します。

どうぞご覧ください。


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ぼくには、とても恐ろしい過去があります。
それは、小学生のときにあったいじめられたことです。


牛乳をかけられたり、足をかけられたり、階段近くでけられておちそうになったりしました。
そのいじめは、4年間つづきました。
ぼくが、いじめられる理由が、みんなのように勉強ができなくてどんなにがんばってもみんなと同じようにできなかったのです。
みんなと同じようにできないということが、一ばんのくるしみでした。


小学一年生のおわりごろでした。
いつものとおり、下をむきながらあるいていると、あるものを見つけました。
それは、○○○○○のカードでした。
ぼくは、その日から、そのカードゲームをするようになりました。
すると、いじめがなくなることはありませんでしたが、いじめてくる人はへりました。


3年生になって友だちができましたが、いじめはなくなりませんでした。
ぼくは、もっと友だちをつくりたくて、いじめてくる人たちとも仲よくなりたかったので、先生や家族や友だちには、いじめられていることをだまっていました。
ですが、いじめてくる人たちは、友だちになることはありませんでした。


小学校をそつぎょうして中学生になりましたが、いじめのトラウマがのこっていました。
友だちもいるし、担任の先生もとても明るくやさしい先生でしたが、学校に毎日通うことはできませんでした。


そんな時、kukuluというぼくと同(じように)学校に通うことができない人たちがあつまるばしょがあります。
ククルと出合って少しずつ学校に通うことができるようになりました。


3年生になると、ぼくは、毎日、中学校へいって、高校受験に向けてがんばろうと学校に通いはじめましたが、2年間おせわになった先生がてんきんになり、新しいたんにんの先生にかわりました。
でも新しい先生に言われた一言一言がまた、いじめられていた時のことを思い出させ学校へいけなくなりました。


ぼくは、高校にいけなくなったらどうしよう高校にうまく通うことができなかったらどうしようと思ったときでした。


その時、ククルの人たちに○○高校をきいて、○○高校にいきたいと思いました。
○○高校にいきたいと思た理由は、金にこまる時がある家族をたすけてあげたいということと、○○高校で週五回ではなく週一かい通うだけならば、ぼくが、がんばってかよえることができるからです。
レポートは、がんばってククルの人たちや家族とがんばっていきたいと思いました。


もしも、ぼくが、入学できたらできるだけはやくバイトをさがして、ぶかつをつくってぶかつをして新(しい)友だちをつくり生活していきたいと思ています。


とてもきたない字ですがこの作文をよんでくださりまことにありがとうございました。

2016年2月2日火曜日

お知らせとかご報告とか。

みぞれが降ったかと思えば、明日は夏日です、なんて言われて。
みなさん体調崩されてませんかー?


さて1月のkukuluのご報告や、2月のお知らせなどをいくつか。

12月に引き続き、1月16日に、不登校の子を持つ親のための「親カフェ」を開きました。
新聞への告知を忘れてしまい、どなたも集まらないかも~!と焦りましたが、先月もいらしてくださった方が2名、新しく参加してくださった方が2名いらっしゃいました!
よかった…(でも写真撮り忘れた…)

今回は、
「なぜ子どもは不登校になるんだろう?」
「どんな支援、サービス、応援が必要だろう?」という二つのテーマを中心に、みんなでゆんたく。

保護者のみなさんから共通して出たことで私が気になったのは、「不登校やひきこもりになってから、偏食がひどくなった」というもの。それまではなんでも食べていたのに、学校に行かなくなってから好き嫌いが激しくなり、いつしか好きなものしか食べなくなったというのです。
お母さんたちも、「これまでよっぽどがまんして食べてきたんだろうと思い、多少は言うことを聞いて、好きなものを食べさせている」と話されていました。

これについては内部でなぜこうなるのかを検討し、おそらくこういうことだろうという答えを出しましたが、食育担当の私としては、子どもたちの生きづらさのアピールの形として、非常に興味深いものとなりました。
「おそらくこういうことだろう」の答えは、もう少し固まったら、また何かの機会でご紹介します。




次は、1月25日に行った、繁多川公民館さんとのコラボ企画「いどばたごはん」の第二回目。
今回は、小学生が5名、kukuluメンバー3名でのいどばた…っていうか、どたばたごはん!(笑)

夜なので、働いているメンバーも参加できます!


大学生、民生委員、教員など、さまざまな方が参加!
今回の献立は、先月リクエストのあったハンバーグをメインに、公民館の屋上で採れた大根を使ったサラダ、体が温まる豆腐団子の入ったスープ、地域の方の畑で採れたにんじんを使ったキャロットマフィンを作りました。

その様子は、QABニュースのQ+(プラス)リポートでも放送されました。
映像を見逃した方は、テキストでどうぞー!


そしてkukuluの日常は、新しいメンバーが2名増え、リノベーションもまだ終わらず、調理が再開できないからお弁当買ってきてー、そんな中受験シーズンを迎え?!のカオス状態です。


上の写真2枚は、kukuluの新プロジェクト「ブッキフ」の活動のもの。
みなさんからお寄せいただいた古本を販売し、活動資金をねん出します。
その前準備で、カテゴリー分けしたり、データ入力をしたり。
今後、これは売れるぞ!という本は、amazonなどで販売しますので、みなさま機会があればぜひご購入ください!


リノベーションもまだまだやってます!
この土日で、壁に漆喰を塗りました。ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございます。
床板も9割型張り終わり、天井の配線もほぼ片付きましたので、本当にあと一息です!

そんな中、入学志願所を書くメンバーも…笑(写真下、手前の二人)


さあ、2月もしまっていこー!
というわけで、

親カフェは、2月13日(土)14:00~16:00


いどばたごはんは、2月22日17:00~19:30


に開催しますので、ぜひみなさまご参加ください!