2016年3月9日水曜日

大臣いどばた勉強会

ブログの更新が少し滞ってしまうと、報告したいことがたまって、結局さらっと流す…ということに。
はい、今回はそのパターンです…



まずは、なかなかのビッグイベント。
沖縄・北方担当大臣 島尻あい子議員のkukulu視察!

大臣をお招きするために、kukuluメンバーも総出で準備。
リノベーションの様子を見てもらうためにチームを決めたり、お茶会の準備をしたり、熱い思いを届けるための作文を書いたり。



作文の中で、
「年下の子と関わる機会が増えて、面倒見がよくなった」
「少しだけ大学進学も考え始めている」
「ちゃんと高校に入って、迷惑をかけた親に恩返しがしたい」
「仲間が増えて、家から出られるようになった」
「自分のペースで安心して通えるkukuluが必要だ」
など、自分のコトバで語ってくれた一つ一つは、きっと大臣の頭と心に残ったことでしょう!


久しぶりに来るメンバーもたくさん集まってくれて、委託事業時代のあの盛り上がり、さらに新しいメンバーのパワーも加わった、新生kukuluの姿が見えたような気がします。
大臣がお帰りになったあとは、とにかく盛り上がる!会話が止まらない!みんな帰らない!(最後は「もう帰ってくれ…」とお願い。笑)

kukuluがみんなの居場所になっていることを実感することができ、大臣のおかげさまで、とてもうれしい一日になりました。



さて次は、3回目のいどばたごはん。
繁多川地域の小学生5名、kukuluメンバー6名に大人が加わり、総勢20名でのわいわいごはんになりました。

献立は、前回リクエストのあったグラタンを中心に。
地域のめぐみは、紅芋、人参、大根でしたので、紅芋はポテトサラダに、人参と大根は根菜のあったかスープへと変身させました。

いどばたごはんの特徴は、地域の方たち(民生委員やスクールソーシャルワーカーなど)が、家庭環境や登校状況が気になる子を、自分たちの呼び掛けで連れてくるということです。
自分で出て来れる子を対象にしているのではなく、出て来られない子、地域で孤立する可能性の高い子に対して、先に目をつけ、いどばたごはんをきっかけに関係づくりをするということがポイント。

そして、いどばたごはんをきっかけに外に出すことができた子に対しては、地域のコミュニティとしてしっかり認知されている繁多川公民館が、継続・安定した居場所として存在しています。



地域にだけでなくkukuluのメンバーにとってもかなり有益で。
支援される側から支援する側にまわるという貴重な体験を通じて、ひとりひとりかなりの成長が見られます。
今回は、わざわざ仕事帰りに作業服のまま参加してくれたメンバーも二人いました。
野菜なんか絶対食べなかったやつも、この場ではムシャムシャ食べるんですよね。
ほんといい雰囲気です。

さて、来月の献立は中華三昧。
餃子、マーボー豆腐、卵スープだそうですので、またまた地域のめぐみをふんだんに取り入れた、リッチなごはんを作りたいと思います。



最後は、3月5日に行った親カフェ特別勉強会。
NPO法人D×P(大阪市)理事長・今井紀明氏をお招きし、
「キャリア教育と若者支援~定時制・通信制高校の現場から~」と題して、講演を行っていただきました。



講演のあとは、当法人代表の金城とクロストーク。
不登校や生活困窮世帯の子どもたちの進路として多く選ばれる、定時制や通信制の高校で必要な、中退予防、その後の就労支援、それにまたがるキャリア教育について考える時間になりました。

保護者、学校関係者、行政関係者など、約30名の方にご参加いただき、100キロマラソンを翌日に控えた(!)今井さんと懇親会までご一緒することができました。


今井さん、ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
いただいたアンケートを集計し、今後もみなさまのニーズに沿った勉強会を企画していきますので、どうぞまたご参加ください!