開所式の様子が、琉球新報の記事として掲載されています。
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「不登校支援 新たな船出」
リノベーションはまだ途中ではありますが、kukuluの閉所からここまで、多くの方にご協力いただき、こんなにたくさんの方が(まずは)座ることのできるスペースをもてるようになりました。
また、この場所は、長野県上田市にある、認定NPO法人侍学園 スクオーラ・今人とのシェアスペースでもあります。
サム学とkukulu、それぞれの強みを生かして連携し合いながら、みなさまから寄せていただいている期待を、しっかりこどもたちにつなぎ、彼らの多様な成長の場をつくり続けます。
こんなにたくさんの方がいらしてくださいました。 |
侍学園のみなさま。校長はヒッキー! |
式の中では、まちぐゎーを代表して粟国さん、NPO仲間を代表して、まちわくの小阪さんからもご挨拶をいただきました。
まちでこどもを育てるモデルとなるよう、しっかりとまちぐゎーと連携した取り組みを行っていきたいと思います。
さらに開所式の最後には、kukuluのこどもたち5名(参加は7名でした)が、自分のことばで今の想いを伝えてくれました。
大人だって、あんなに大勢の人の前で、しかも突然挨拶を振られたら、緊張でわけがわからなくなる人もいるはず。
でもこの5名は、ひとりひとりそれぞれのペースで、しっかりと話してくれたんです。
「こんなにやさしい、きらきらした大人がいることを知った。私もきらきらした大人になりたい」
「ひきこもっていた自分が、kukuluに通うことで変わった。学校に通えるようになった今も、ときどき遊びに来ている」
「自分たちのために、こんなにたくさんの人が集まってくれてうれしい」
「自分はkukuluにいちばん長く通っている。今日は来てくれてありがとう」
「なんにも言うこと考えてねーな。ありがとうございました」
彼らがここに来た当初を知っている私たちからしたら、もうほんとにうれしくて、涙腺崩壊ものだったのですが、それはあの日会場にいらしてくださったみなさまにもしっかり伝わっていたようです。
さて、ここからがスタートです。
まずは今年度中にリノベーションを終わらせること。
そして次年度は、現在週2日の開所日を、週3日以上に増やすこと。
一日の来所人数が20名に近づくよう、広報活動、関係機関との連携、アウトリーチや保護者とのつながりを強化。
そのためには、しっかりとした事業計画と運営資金の確保、事業の報告が必須となります。
マネジメント体勢を整え、みなさまからいただいている力を、しっかりと内部に落とし込み、さらにこどもたちへつなげる努力を怠らないよう、年末に決意を新たにしました。
まだまだ不安定な状態での船出ですが、「自分たちの居場所は自分でつくる」という、あり得難い経験をさせていただいていることをエネルギーにかえて、また来年も一歩ずつ歩んでいきたいと思います。
みなさまどうぞ、可能性の塊であるこどもたちの成長に、引き続きご協力、ご支援ください。
まずは、開所式のお礼として。
本当にありがとうございました。
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